無いものねだりの話。

無いものねだりの話。


言ってしまえば何に役に立つかもわからないそんな人生ですが、私がほしいのはなんだろうと。



私の部屋はなにもない。
多少はあるが、すぐに捨ててしまう。

おかしな話、もし結婚をしたら私が大切なものなんて少しも揃えておけないだろうから初めから無い方がいいと。
変な認知の歪みを感じる。
そもそも結婚は自由を制限するためにあるわけではない。
じゃあなぜそう思うのかというと、私にとって結婚をそういうものだと考えているからだ。
たぶん一番の影響は両親からだから、おそらく。

もっとおかしいのが、私には彼氏がいない。


こんな私には、ほしいものがある。
考え尽くしてたどり着いた。

経験、知識、センスだ。

ほしいものが見つかってから、私の人生はひとつ開けたけれど、「どんな」にいき詰まってしまった。

人生は、こう考えるとあまりにも短すぎて寝る間も惜しい。

死にたがりの私に、少しだけ力がわいてきた。